イチローのマーリンズ 17年にも日本開幕戦検討 球団社長が来日へ

[ 2015年12月12日 07:06 ]

マーリンズのイチロー(AP)

 マーリンズが早ければ17年にも日本で開幕戦を開催する方向で検討を進めていることが分かった。ウインターミーティングが4日間の日程を終えた10日(日本時間11日)、デービッド・サムソン球団社長が来年1月から2月にかけて来日することを明言。

 再契約したイチローとの面会と、オリックスの宮崎キャンプ訪問を理由としたが、開幕戦開催への下交渉を行うことも考えられる。

 「イチローを生み出した日本野球の基礎を見たいんだ」と同社長。来日は今年1月のイチローの入団会見以来で、マイケル・ヒル編成部長ら4人の球団首脳を伴う。イチローとの契約を機に、チームは日本市場開拓に力を入れ始め、柱は日本での開幕戦開催。16年開幕戦についても調査を進めていたが、断念していた経緯がある。過去に日本では全て東京ドームで4度開幕シリーズが開催されており、17年に実現すればイチローがマリナーズ時代に凱旋した12年以来5年ぶりとなる。

 来季はあと65本に迫ったメジャー通算3000安打に挑むイチロー。17年春、その勲章を引っ提げて凱旋する背番号51が見られるかもしれない。 (ナッシュビル・笹田幸嗣通信員)

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