大リーグ機構 特別アドバイザーに“鉄人”リプケン氏が就任

[ 2015年12月8日 10:18 ]

コミッショナーのロブ・マンフレッド氏(左)とともに会見に臨むカル・リプケン氏 (AP)

 大リーグ機構は7日、コミッショナーの特別アドバイザーに、史上最多となる2632試合連続出場の記録を持つカル・リプケン氏(55)が就任したと発表した。ソフトボールを含め、青少年の育成や地域貢献を担当する。

 2007年に米国の野球殿堂入りを果たしている“鉄人”リプケン氏は、大リーグ機構の青少年育成諮問委員会の委員も務める予定とのこと。コミッショナーのマンフレッド氏とともに臨んだ就任会見で「子どもたちやそのチームと仕事ができることを楽しみにしている」と往年の名選手は新たな役職に意欲を見せていた。

 身長1メートル93のリプケン氏は現役時代、大型の遊撃手として活躍。オリオールズ一筋21年間で通算3001試合に出場し、打率2割7分6厘、431本塁打、1695打点を記録。1982年には新人王、リーグMVPとゴールドグラブ賞を各2回獲得し、オールスター戦には1983年から現役最後の年となった2001年まで19回連続で選出された。数々の輝かしい実績を残したが、中でも1995年9月6日の試合は特別。この試合でリプケン氏はルー・ゲーリックの持つ2130試合連続出場記録を56年ぶりに更新し、多くのファンに感銘を与えた。

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