阪神ドラ1高山 背番9 前任者はマートンも「僕は僕らしく」

[ 2015年12月8日 08:04 ]

背番号9を披露する高山

 阪神ドラフト1位の高山は、過去の“残像”にとらわれず自分らしい背番号像を築き上げる決意だ。「よく『背番号に負けないような』という言葉がありますが、そっちを追いかけるのではなく、僕は僕らしく一生懸命やっていって、9が僕の数字になっていけばうれしい」

 背負った数字は重い。前任者のマートンは来日1年目で当時のプロ野球記録となるシーズン214安打を放つなど、安打製造器として数々の記録を打ち立てファンからも愛された。そんな大きな期待を込められた番号にも決して気後れすることはない。「バッティングだとか、僕が一生懸命やっていくことを変わらずやっていくだけです」とやるべきことはわかっている。

 初めてタテジマに袖を通し「大きな始まり」と表現。座右の銘を問われると常に「一生懸命」と答え、自戒の言葉としてきた。「このユニホームを着て甲子園でプレーして初めて第一歩目だと思う」。猛虎の将来を背負って立つべき逸材が、静かに勝負の世界へ足を踏み入れた。

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