ポスティング移籍実現せず バーネット、本人望めば自由契約も

[ 2015年12月7日 20:14 ]

 ヤクルトは7日、米球界復帰を目指すトニー・バーネット投手(32)のポスティングシステムでの移籍が実現しなかったと発表した。奥村編成部国際担当次長によると50万ドル(約6千万円)に設定された譲渡金での獲得に複数球団が興味を示したが、交渉期限の同日午前7時(米東部時間6日午後5時)までに契約合意に至らなかった。

 ヤクルトは近くバーネット側の意向を確認する。同制度での移籍が不調に終わった場合の残留を要請してきたが、奥村次長は「本人の意向に沿う形にしてあげたいと変わってきた」と本人が望めば自由契約にして移籍を容認する構えを示した。

 米アラスカ州出身のバーネットはマイナーから2010年にヤクルト入り。今季は41セーブで2度目のセーブ王に輝き、14年ぶりのリーグ優勝に貢献した。米球界経験者が復帰のためにポスティングシステムを利用するのは初めてだった。

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2015年12月7日のニュース