ヤクルト　新垣　200万円増、フル回転誓う「優勝の輪に入りたい」

契約更改を終えて会見するヤクルト・新垣

　ヤクルトの新垣渚投手（３５）が７日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、２００万円アップの来季年俸２８００万円でサインした。

　ソフトバンクからトレード移籍して２年目の今季、初登板となった４月９日中日戦（神宮）で５回２失点で５９７日ぶり白星をマーク。しかし黒星先行で８月８日を最後に登板機会はなかった。３勝１０敗と黒星が先行し「優勝が懸かっているときに投げられなかったのが一番悔しい。来年はその場で投げたいし、優勝の輪に入っていきたい」と来季のフル回転を誓った。

　パ・リーグはＤＨ制だったが、セ・リーグの投手は打席に入るため「まだ慣れていないので、走者で出た次の回の投球に響いたりしていた。どうすればいいのか探っていきたい」と新垣。「１年間ローテーションを守れる体力をつくりたい。体を大きくして、技術面でもスピードを求めて、変化球も精度を上げていきたい」と話した。（金額は推定）