西武・森 スイングスピード驚異の152・1キロ!ハム中田超え

[ 2015年12月7日 08:50 ]

目標の先輩・中田を超える驚異のスイングスピードを叩き出した西武・森

 日本プロ野球選手会は6日、倉敷マスカットスタジアムで「ベースボール・クリスマス2015in岡山」を開催し、初参加した西武・森が代名詞のフルスイングで沸かせた。

 スイングスピード測定に、巨人・大田とともに登場。最初は「124キロ」で悔しがり、滑りにくくするため両手に土を付けて振った。「137・8キロ」。さらに一般の参加者から革手袋を借りて振ると「152・1キロ」まで伸ばした。

 「100%(の力)ですね。沸いてくれただけでありがたい」。ミズノ社が開発したバットスイング解析システム「スイングトレーサー」で大阪桐蔭の先輩、日本ハム・中田が7月に計測した151・7キロを超えた。今回は軟式用の金属バットで軽かったため「比べることはできない」と言うが、オフ期間ということを考慮すれば「中田超え」は驚異的だ。大田が127キロだったことからも森の凄さは伝わる。木製バットでも新人で開幕前の昨年1月に150キロを計測。かつては日米通算507本塁打を誇る松井秀喜氏、現役ではトリプルスリーのソフトバンク・柳田が150キロ台だ。

 本塁打競争では「場外いきますわ」と宣言も、軟式球に苦しみ8スイングで柵越えなし。その悔しさをスイングスピード測定で晴らした。1メートル70と小さくても、腕っぷしの強さで子供たちを魅了。この日一番の人気者は「僕も背が小さいので夢を与えることができれば」と笑った。

 2年目の今季は138試合に出場し、打率・287、17本塁打。「ホームランにこだわりはないので、打率3割」と来季の目標を掲げ、中田について「あれだけ活躍されて尊敬しかない。自分の目標にする選手」と言った。その中田が13年にマークした最高の打率・305を超えてみせる。(神田 佑)

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