岩隈 7日にも去就決断へ 4球団争奪!ドジャース猛プッシュ

[ 2015年12月7日 08:10 ]

マリナーズからFAとなった岩隈

 マリナーズからフリーエージェント(FA)となった岩隈久志投手(34)が、6日(日本時間7日)にも去就を決断する可能性が出てきた。大物FA投手を立て続けに逃したドジャースが、獲得へ猛プッシュ。それを受け、残留を目指すマリナーズも条件上積みの構えを見せた。ジャイアンツ、ロイヤルズも獲得へ動いており、争奪戦は最終局面を迎えた。

 この日、ジャイアンツがサマージャ(ホワイトソックスからFA)と合意。前日にグリンキー(ドジャースからFA)がダイヤモンドバックスと6年総額2億650万ドル(約254億円)で合意したばかりだった。FA市場の有力先発投手を立て続けに逃したドジャースが岩隈への動きをさらに強めた。

 「ドジャースは岩隈へ猛プッシュをかけた。34歳で長期契約にならない岩隈はドジャースや他球団にも魅力的だ」。FOXスポーツの名物リポーター、ケン・ローゼンタル氏はこう報じた。年齢的に4~5年の長期契約は求めにくいため、総額で見れば費用を抑えられる。同氏は「ジャイアンツ、マリナーズも争奪戦の中にいる」と続けた。

 マリナーズは当初の2年総額2400万ドル(約29億5200万円)から、なかなか条件を上げなかった。ただ他球団の動きを受け、ESPNのジム・ボーデン氏は「再契約へ熱心に動いている」と報道。諸条件の見直しなどの上積みで対抗している。ア・リーグ中地区のチームに対し通算12勝1敗、防御率1・94という好相性を高く評価するロイヤルズも、当初から熱心に口説いてきた。

 4球団の争奪戦でオファーが出そろえば、岩隈が決断を先に延ばす理由はなくなる。30球団首脳や代理人が一堂に会する7日(同8日)からのウインターミーティングがヤマ場とされていたが、その前に所属先が決まる可能性も十分に出てきた。

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