青木 マリナーズ入団会見で世界一へ意欲 背番号は「8」に決定

[ 2015年12月4日 09:25 ]

マリナーズの入団記者会見で、ディポトGM(左)とポーズをとる青木(AP)

 マリナーズと1年契約を結んだ青木宣親外野手(33)が3日(日本時間4日)、本拠セーフコ・フィールドで入団会見を行った。青木は「ハロー、シアトル」と英語であいさつし、「I came to Seattle for the coffee and also to win a World Series」とジョークをまじえて世界一への意欲を語った。

 かつてイチロー(現マーリンズ)が11年半プレーしたマリナーズについて「学生の頃から(テレビで)見ていたあこがれの球団」、イチローについても「ずっと尊敬の目で見ていたし、偉大な選手」と思いを口にした青木。頭部死球による脳振とうの後遺症も心配されるが「まったく問題ない。ハードなトレーニングもしているし、万全な状態でシーズンを迎えられると思う」と力強く語った。

 チームの印象について「中軸を打てるバッターがそろっている」とし、「自分が出塁することで点を稼げる」と今季の出塁率・357をアピール。「自分を必要としてくれているのがすごく伝わったし、ここで優勝したい」と意欲を語った。

 背番号は「8」に決定。かつてイチローがつけた「51」も空き番となっているが、「選択肢にない。正直つけられるような番号じゃない」とし、「8」を選んだ理由については「娘が8が良いと言ったから」と説明した。

 青木はメジャー4年目の今季、ジャイアンツに加入すると序盤から打率3割をキープ。初のオールスター出場も確実視されていたが、6月20日に死球を受けて右腓(ひ)骨骨折で約1カ月間離脱。復帰後の8月9日には頭部に死球を受け、脳振とうの後遺症が見られたため、9月3日でシーズンを終えた。シーズン後はジャイアンツからフリーエージェント(FA)となり、今月1日にはマリナーズと契約することが明らかに。翌日には身体検査を受けてクリアし、脳振とうの後遺症の不安も払しょくした。

続きを表示

この記事のフォト

2015年12月4日のニュース