ロッテ ドラ1平沢に「出世部屋」用意 過去に今江、成瀬、唐川ら

[ 2015年12月4日 05:30 ]

ロッテの浦和寮の「出世部屋」304号室の前で笑顔をみせるドラフト1位・平沢

 ロッテがドラフト1位指名した仙台育英・平沢に「出世部屋」を用意していることが分かった。来年1月から入居する球団寮の「304号室」で過去に今江や成瀬、唐川といった高卒のスター選手が過ごした部屋が、平沢のプロ生活の拠点になる。

 新人選手は毎年1月上旬に入寮し、新人合同自主トレからプロ野球選手としての第一歩を踏み出す。球団関係者は「平沢君には将来的に球団の顔になってもらいたい。スター候補にふさわしい部屋を用意する」と説明。全30室のうち空き部屋は15室で、平沢が入居予定の304号室は出世部屋と呼ぶにふさわしい。今オフに楽天にFA移籍した今江(02~03年)や元エースでヤクルトの成瀬(04~07年)、唐川(08~10年)が新人時代を過ごし、スター街道を駆け上がっていった。

 これまでずっと実家で生活していた平沢にとって、来年1月から人生初の1人暮らしがスタートする。この日は他の新入団選手とともにさいたま市内の親会社の工場や2軍施設などを見学。寮の約10畳の部屋に足を踏み入れ「きれいで思ったよりも広かったので、いい生活ができそうです」と笑顔だった。さらに出世部屋の存在を聞かされると「(看板選手に)一歩でも近づきたい。入寮が楽しみ」と歓迎した。入寮まで約1カ月。「高校生No・1野手」がプロ生活をスタートさせるための準備は整いつつある。 
 (重光 晋太郎)

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