オリ小松 来季「キターッ!」復活させる 10年目の秘策

[ 2015年12月4日 05:30 ]

100万円増の年俸1900万円でサインした小松

 オリックスの小松聖投手(34)が3日、神戸市内で契約更改交渉に臨み、100万円増の1900万円で更改。岸田と並んでチーム最年長投手となったベテラン右腕は、プロ10年目に向けてある秘策を披露した。

 小松といえば、新人王に輝いた08年に15勝3敗3ホールドでチームの2位躍進に貢献。その際、恒例だったのがお立ち台でのパフォーマンスだ。織田裕二のものまねで一世風靡した山本高広の「キターッ!」を真似して絶叫。「盛り上がっていただけるなら、ぜひやりたいですよ。別に封印しているわけじゃない。何年やっていないのかな?」とファンのために盛り上げ役を買って出た。

 モチベーションもある。第3子となる長男が誕生間近で「上の2人の子どもにはボールをプレゼントしているので、長男には勝利かホールドがつくボールを」と思い描く。勝利に貢献して息子には記念球、ファンには笑顔を届けるつもりだ。

 今季は8月下旬まで1軍での出番はなかったが、昇格後は12試合登板でプロ初セーブも挙げた。目標については「日本一」と即答したが、名セリフがいつ飛び出すか、注目だ。 (鶴崎 唯史)

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2015年12月4日のニュース