パナソニック新監督に元阪神の梶原氏 05年から社会人でプレー

[ 2015年12月1日 06:10 ]

パナソニック監督に就任した梶原氏の阪神所属時代

 社会人野球の名門、パナソニックの新監督に元阪神の梶原康司氏(37)が就任することが30日、分かった。2年間指揮を執った奥代恭一監督(55)が15年シーズン限りで退任。12月中旬から新体制でスタートを切る。

 梶原氏は延岡学園、九州東海大を経て00年のドラフト8位で阪神へ入団。1軍出場は02年の4試合にとどまり、04年オフに退団した。05年に松下電器(現パナソニック)へ入社。左の強打者として1年目から中軸を打ち、同年の日本選手権優勝に貢献した。14年には都市対抗に10年連続出場し、表彰を受けた。14年限りで現役を引退し、社業に専念していた。

 パナソニックはことしの都市対抗出場を逃し、今秋の日本選手権は1回戦・Honda戦で惜敗。今秋ドラフトでオリックスから2位指名された最速151キロ右腕の近藤、楽天6位指名の捕手・足立と投打の柱が抜ける来季は戦力ダウンが否めない。日本選手権で2度の優勝を誇る西の名門復活へ、元トラ戦士の手腕に注目が集まる。 

 ◆梶原 康司(かじわら・こうじ)1978年(昭53)4月20日、宮崎県出身。延岡学園、九州東海大を経て00年ドラフト8位で阪神へ入団。4年間プレーした後、05年に松下電器(現パナソニック)へ入社。都市対抗に10年連続出場を果たすなど左の強打者として活躍。14年度限りで現役引退。

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2015年12月1日のニュース