木田画伯 ファンフェスタで投手落合からかぶりモノに“故意死球”

[ 2015年11月30日 11:00 ]

ファンフェスティバルでの落合博満氏との思い出を振り返る木田GM補佐

 日本ハム・木田優夫GM補佐(47)による今回の「木田画伯の球界絵日記」は、ファンフェスティバルでの思い出について。毎年、クリスマスはトナカイの着ぐるみ姿でテレビに出演していますが、実はニワトリの着ぐるみにも思い出があるそうです。

 22日、札幌ドームでファンフェスティバルを開催しました。今年も4万人近いファンの皆さんに集まっていただきまして、本当にありがとうございました。僕も球場内にいて、例年以上に皆さんと距離が近いファンフェスティバルになったような気がしましたが、どうだったでしょうか?

 僕が初めてファンフェスティバルに参加したのは、入団1年目の1987年のシーズン終了後でした。その頃はアイドルやタレントさんを呼ぶのが恒例となっていて、その年は僕が高校時代から大ファンだった浅香唯さんが来ていて、握手してもらって感激したことを覚えています。

 もうひとつ、その頃の恒例だったのが、紅白戦です。紅白戦といっても、もちろん真剣勝負ではないので野手が投手をやったり、投手が内野を守ったりして選手も楽しんでいました。当時、僕は今で言う杉谷選手みたいな役回りが多くて、ある年の紅白戦では試合中ずっとニワトリのかぶりモノをして野球をさせられました。

 それを見た落合博満さんが「次の回、俺が投手をやるからお前の頭のニワトリにぶつけてやるからな」と言ってきました。実際に僕が打席に立ったとき頭を目掛けて投げてきたのですが1球目は結構速い球で思わず逃げてしまいました。2球目は遅い球で見事、ニワトリに命中してファンの皆さんも沸いてくれました。あの落合さんをして、ファンの皆さんと楽しめるのがファンフェスティバルです。来年以降もどんどん、盛り上がっていけるように頑張っていきますので楽しみにしてください。 (日本ハムGM補佐)

 ▽木田GM補佐とかぶりモノ フジテレビのクリスマス人気特番「明石家サンタの史上最大のクリスマスショー」に、巨人時代の96年から出演。トナカイの着ぐるみ姿に扮し、スタジオに陣取る。現在19年連続出演中。14日に千葉・鎌ケ谷で行われた若手の育成対象選手に実施された講義では、「メジャーもそうだけど野球をやっていくと夢が出てくる。トナカイをやるまでに(野球で)やらなければいけないことがある」と名ぜりふを残した。

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2015年11月30日のニュース