阪神 呉昇桓から事情聴取 元ヤク林昌勇の違法賭博“飛び火”

[ 2015年11月30日 06:30 ]

阪神・呉昇桓

 阪神の高野栄一球団本部長(52)は29日、韓国で違法賭博関与を疑う報道があった呉昇桓(オ・スンファン)投手(33)に対して事情聴取を行ったことを明かした。

 事の発端は元ヤクルトで韓国サムスンの林昌勇(イム・チャンヨン)投手(39)が今年10月にマカオで違法賭博に興じていたという韓国地元紙の報道だった。林昌勇は数千万ウォン(数百万円)を賭けたことを認めており、在宅起訴される可能性があるという。また、地元紙は海外で活躍する大物のプロ野球選手が賭博に関与したとも報道。実名こそ報道されていないが、林昌勇と韓国サムスンで同僚だった呉昇桓とのツーショット写真が掲載され、疑惑の目が向けられていた。

 阪神は現在、残留交渉を行っている最中。事情聴取で呉昇桓は違法賭博への関与を否定しているというが、高野球団本部長は「事実であれば(影響は)出てくるだろう」と話した。林昌勇に対して、サムスンは放出を検討しており、来季のプレーが厳しいという報道もある。呉昇桓も関与が明らかになれば、来季の去就に大きな影響を与えることになる。

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2015年11月30日のニュース