ソフトB柳田結婚 7月入籍済み、来春パパに「支えてくれる」

[ 2015年11月30日 05:30 ]

子供たちの質問に笑顔で答える柳田

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手(27)が29日、宮崎市で行われた野球教室に参加し、今年7月に結婚していたことをサプライズ発表した。お相手は福岡県出身で24歳の一般女性。現在、妊娠中で、来春には第1子誕生の予定という。今年から福岡市内で一緒に暮らしており、今季、史上10人目となるトリプルスリーを成し遂げた飛躍の陰には新妻の支えがあった。

 「支えてくれるし、野球の成績も良くなった。大事にしようと思いました」。柳田は、照れ笑いを浮かべてなれそめを語った。出会いは13年夏。知人に紹介され、「可愛いな」と一目ぼれ。すかさず自分からアタックし、そのまま交際がスタートした。右肩を故障していた頃だったが、「元気があって明るい。芸能人に例えるのは分かりませんけど、犬っぽい。小型犬みたい」。一緒にいるだけで癒やされた。昨季は全144試合に出場し、打率・317、15本塁打、70打点をマーク。飛躍の契機となった。

 今季開幕前にプロポーズ。7月に婚姻届を提出したが、シーズン中とあって、発表は見送っていた。トリプルスリーの快挙達成は内助の功かと問われると「自分は米が好き。米が進む料理を作ってくれる。(メニューは)いつも違う。考えてくれていると思います」。13年はインフルエンザ、化膿(かのう)性リンパ節炎、蜂窩(ほうか)織炎などに泣かされたが、14年以降は体質が改善され、成績も右肩上がりだ。

 新たな命も宿っている。来春にはパパになる。「子供は好きだし、楽しみですね。責任感は出ますよ。今季のトリプルスリーを超えるような結果を出せたらいいですね」。そう語る柳田はシーズン中とは違い、優しい父の目をしていた。

 挙式は来オフの予定。「福岡にいないことも多い世界ですが、温かく、楽しい家庭を築いていきたいと思います」。トリプルスリー、2年連続日本一、そして25日にはパ・リーグMVPも獲得した柳田。結婚、おめでたとバラ色のオフはまだまだ続きそうだ。 (福浦 健太郎)

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