巨人・立岡 “盗んで”来季は30盗塁「片岡さん、鈴木さん参考に」

[ 2015年11月30日 05:30 ]

浸水し、ゆがんでしまった石下中学校の体育館の床を触る立岡(左)と小林

 自慢の足で被災地に吉報を届ける。巨人・立岡が、今年9月の関東・東北豪雨で大規模な被害に遭った茨城県常総市を訪問。今季途中から「1番・中堅」に定着し91試合で16盗塁を記録したスピードスターは、小学生とのトークコーナーで「来年は143試合全部に出たい」と目標を掲げた。

 レギュラー定着とともに自身に課すノルマは30盗塁。球団では08年の鈴木以来8年ぶりの大台へ先輩から貪欲に吸収する。「片岡さんも鈴木さんもいますし、参考にしながら」と助言を仰ぎ、塁もテクニックも積極的に「盗む」構えだ。10年西武時代に59盗塁した片岡からはシーズン中、当時を振り返り「余計なことを考えず走った」と、雑念を捨てるイメージを説かれたという。

 高橋新監督は前日、立岡ら俊足の選手を中心に「どんどん走らせたい」と機動力野球を掲げた。立岡も「ケガに気を付けて、常にそこで勝負できる状態でいたい」と意気に感じる。今季のブレークで初の本格的な社会貢献活動に参加。「まずは野球で頑張って、また呼んでいただきたいし、足を運びたい」と力強く話した。 (大林 幹雄)

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