楽天・三木谷オーナー悲願 世界に誇れるボールパーク来春お披露目

[ 2015年11月21日 05:30 ]

コボスタ宮城のグラウンドで総額30億円の球場改修プランを披露した楽天・川田喜則スタジアム部長

 楽天は20日、今オフのコボスタ宮城の改修計画を発表した。主な改修点は(1)内外野を人工芝から天然芝に張り替え(2)左中間に観覧車の設置(3)スコアボードの全面LED化で、総額30億円となる。

 パ・リーグ本拠地で唯一となる天然芝は05年の球界参入からボールパーク構想があった三木谷浩史オーナーの悲願。人工芝よりもイベント使用などで制限が多くなるが、世代を超えて思い出を共有する米国のように「東北にも野球文化を根付かせたい」という同オーナーの強い思いが実現を後押しした。立花陽三球団社長は、今季主催試合で球団史上最多の152万4149人だった観客動員について「来年は1試合平均2万2000人(今季2万1467人)を目指す」と目標を語った。

 国内球場初の高さ36メートルの観覧車は左中間に新設する「楽天山パーク(仮称)」の敷地内に設置予定(来年5月に完成予定)。同パークの命名権は公募する。スコアボードLED化は詳細な情報提供と豪華な演出が可能となる。

 現在2万8451人の収容人員は3万人以上となる予定。川田喜則スタジアム部長は「世界に誇れるボールパークを目指したい」と話した。

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