楽天・松井裕 来季からミズノと契約へ 高卒2年目はマー君以来

[ 2015年11月18日 06:48 ]

最後は任せた!?と松井の肩をたたく大谷

 侍ジャパンの楽天・松井裕樹投手(20)が、来季からミズノ社とブランドアンバサダー契約を結ぶことが17日、分かった。高卒2年目オフの同社契約は楽天・田中(現ヤンキース)以来。同1年目オフに契約した西武・松坂(現ソフトバンク)に次ぐ異例の若さで、名実ともにスターの仲間入りを果たす。

 今季は史上最年少で30の大台を超える33セーブ。同社グラブは桐光学園3年時から使用しており「プロに入ってからもお世話になっている。光栄です」と感謝する。今後はオーダーに合わせた用具提供を受けるだけでなく、将来的には「松井裕樹モデル」のグラブも発売して広告塔になる。

 ただ、その前に世界一という大きな目標がある。ここまで予選ラウンド3試合に登板し、計3イニングで2失点。15日のベネズエラ戦では1点リードの9回に登板し救援に失敗したが、小久保監督の信頼は揺らいでいない。「僕の中では一番、最後の強さを持っている」と話しており、準決勝、決勝も抑えを任せる方針だ。

 この日、練習を行った松井裕は「使っていない変化球がある」と言った。ここまで3試合で61球を投げているが、得意のスライダーは1球も投げていない。直球とチェンジアップだけで挑んだが、外国人選手の対応力を痛感した。「隠していたわけじゃないけど、その球種(スライダー)を交えて、どう反応してくるかが勝負」。伝家の宝刀を解禁し、勝利のマウンドで雄叫びを上げる。

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