由伸監督 小林に打撃力アップ厳命「簡単に代打を出されるようでは困る」

[ 2015年11月18日 05:30 ]

居残りの特打で打ち込む小林

 巨人・高橋新監督が、小林に打撃力アップを厳命した。宮崎秋季キャンプ最終第3クール初日の練習終了後、「レギュラーを獲るのであれば、そう簡単に代打を出されるようでは困る。肩が良いのは分かっているので、打力をつけないといけない」と課題を指摘した。

 すでに高橋監督は来季、阿部が捕手に就く可能性は「ゼロじゃない」と説明。試合終盤に捕手に代打を送り、マスクをかぶらせる可能性もある。ただ、捕手としての負担を減らすためにも、小林の成長は欠かせない。2年目の今季は70試合で打率.226、2本塁打、13打点。求めるハードルは高いが、小林も「少しでも打てるように、しっかり振って力をつけたい」と自覚を口にし、阿部のような「打てる捕手」を目指す。

 今キャンプは、捕手では河野、鬼屋敷も参加。指揮官は「長いことチームのことを考えれば、若いメンバーが正捕手になってくれたら一番良い」と若手捕手の台頭に期待を寄せる一方で、「実力がそぐわなければ、ある方を使いたい」と相川らベテラン勢を含めた実力至上主義を強調した。 (青木 貴紀)

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2015年11月18日のニュース