由伸監督 FA脇谷に初交渉直電話で異例の喝!

[ 2015年11月17日 07:07 ]

巨人との初交渉を終えた脇谷

 西武からフリエージェント(FA)宣言した脇谷亮太内野手(34)が16日、東京都内のホテルで巨人との初交渉に臨み、移籍が決定的となった。提示された条件は単年契約で背番号2。席上、自主トレを一緒に行うなど交流のある高橋由伸新監督(40)から電話口を通じ、移籍交渉では異例の喝を受ける場面もあった。3シーズンぶりの古巣復帰へ「師弟」の絆の深さをうかがわせた。

 「君の力が必要だ」「一緒に優勝しよう」…。そんな、ありきたりのラブコールとは違った。約1時間にわたった交渉の終盤。堤辰佳GMは、宮崎秋季キャンプ中の指揮官と電話をつないだ。

 脇谷「僕の中で決まれば、死に物狂いで頑張ります」

 高橋新監督「当たり前だ。しっかり自分で決めなさい」

 厳しさを帯びる言葉。しかし、突き放されたわけではない。むしろ脇谷の心に突き刺さった。巨人時代、遠征先などで何度となく食事をともにした先輩。プロ2年目のオフに始まり、移籍前も後も、沖縄自主トレに同行した。「本当にいろいろ教えていただいた。なくてはならない方」。2人の関係性があればこその、愛のある喝だった。

 巨人にFA移籍した片岡の人的補償で14年1月に西武に移った経緯があるが、わだかまりはない。「それでも僕に声を掛けてくれるというのは、凄く熱意が伝わった」と感謝した。「人的補償→古巣にFA復帰」となれば史上初。球団も背番号2を提示するなど誠意を尽くす。脇谷は今季、3番も務め、打率・294の好成績。堤GMは「内野はいろんなポジションができるし左打者として力が残っている。感触としては多分来てくれると思っています」と、交渉の手応えを口にした。

 高橋監督は球団を通じて「(交渉は)球団に任せています。行方を見守っていきます」と慎重にコメントした。相思相愛とあって、脇谷は家族と相談した上で早期に入団を決断する見通し。「もし入団するなら本当に監督を胴上げする気持ちでやっていかなければいけないと思うし、本当に死に物狂いで頑張りたい」。新監督の言葉に応える覚悟はできている。 (大林 幹雄)

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