金本監督 球児を投手陣リーダー役に指名「発信して」

[ 2015年11月16日 11:35 ]

07年7月18日、巨人に勝利し、お立ち台に上がった藤川球児(左)と金本知憲

 球児よ、投手陣を引っ張れ! 阪神の金本知憲監督(47)が15日、古巣復帰が決まった藤川球児投手(35=前四国アイランドリーグplus高知)に「発信してほしい。戦う姿勢とか若手を結束させたり」と投手陣のリーダー役に指名した。かつて投手キャプテンを務めた男に、グラウンド外での存在感も期待する。

 藤川に求めることは、プレーだけにとどまらない。戦う姿勢、力強い言葉…。かつて、投手キャプテンとして投手陣をまとめ上げたリーダーシップもまた、大きな戦力となる。金本監督は、その存在感に期待を寄せた。

 「(発信力を)いい方に発信してほしいよね。戦う姿勢とか、若手を結束させたりね。球児のことだから、うまく福原たちと話し合ってやってくれると思う」

 投げ込む「火の玉ストレート」同様、熱いハートを兼ね備える右腕。12年には野手キャプテンの鳥谷とともに投手キャプテンの大役を務めた。当時から若手投手陣に積極的にアドバイスを送り、その任を果たしていた。今年1月にも筒井、鶴、玉置らとともに合同自主トレを行うなど、今も猛虎投手陣の精神的支柱となっている。その要素も、指揮官が球団に藤川獲得を求めた理由の一つに他ならない。

 「『こうした方がいいんじゃないか』とかブルペンでも『もっとこうして行きたい』とかあれば、香田さんや矢野を通して僕の所に言ってきてくれたらいい」。ベテランの福原、安藤、能見らとともに、投手陣のけん引役を託す構えだ。

 「本人は(チームに)足りないところをできるように、という感じ。先発でも中継ぎでも。例えば福原も安藤も調子がよくて歳内も…。そこら辺がグイグイ出てきたら、足りない先発をやってくれとなるかもしれない。(起用法は)キャンプで方向性は出るかもしれない。とりあえず今はフラットな状態。呉昇桓より圧倒的なボールを投げたら、そりゃあ(守護神起用も)分からない」

 起用法に関しては、現段階では未定。先発、中継ぎ、そしてストッパー…。そのすべての可能性を残して決めかねている。来年2月の春季キャンプで実際に投球チェックし、その上で香田投手コーチ、矢野作戦兼バッテリーコーチらと話し合って見極める方針だ。

 すでに本人と密なコミュニケーションを取り、指令も出した。「『連投も大丈夫』と本人は言っていた。だから、『オフはちゃんと体を作ってこい』とは言ったよ。『トレーニングして、ケアして』。それだけは、うるさく言ったけど」。金本阪神はグラウンド内外の大きな「戦力」として、藤川を迎え入れる。

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