「西野2世」高卒2年目二木 開幕ローテ入り名乗り

[ 2015年11月16日 12:00 ]

来季はローテーション入りが期待されるロッテ・二木

 ロッテの高卒2年目・二木(ふたき)が来季の開幕ローテーション候補に急浮上した。千葉・鴨川での秋季キャンプに参加し、伊東監督は「これから出てくる投手で一番期待しているのが二木。ローテーションに入ってくる力はある」と評価し、来春のキャンプ1軍スタートを内定させた。

 鹿児島情報から13年ドラフト6位で入団した1メートル87の長身右腕。2年目の今季は体重が入団時から10キロ増えて83キロになり、球速も130キロ台中盤から最速145キロまでアップした。フォークも落差があり、10月5日の日本ハム戦(QVCマリン)でデビューし、中継ぎで5回1失点と好投した。

 制球力もあり、伊東監督は「腕が遅れて出てくるので打者がタイミングを取りづらい」と特徴を挙げた。来季の開幕ローテーション入りが決まっているのは涌井、石川、大嶺祐の3人だけで、二木は「1軍のローテーションに入ることが目標」と意気込む。目指すのは同じ長身右腕でフォークを武器に育成から守護神に上り詰めた西野。今はまだ無名の秘密兵器は「西野さんのようにブレークしたい」と誓った。 (重光 晋太郎)

 ◆二木 康太(ふたき・こうた)1995年(平7)8月1日、鹿児島県生まれの20歳。小学5年から野球を始め鹿児島情報では1年秋からエース。3年夏の鹿児島大会では同校初の準決勝進出に導いたが優勝した樟南に敗れる。甲子園出場なし。今季、イースタン・リーグでは26試合で3勝3敗、防御率3.45。1メートル87、83キロ。右投げ右打ち。

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2015年11月16日のニュース