成績下がったのに…中日・大島 1600万円増に驚き「現状維持と思っていた」

[ 2015年11月14日 05:30 ]

今年は1発サインの中日・大島

 今年はスッキリ一発サインだ。ナゴヤ球場に隣接する選手寮で契約更改交渉に挑んだ中日・大島洋平外野手(30)は1600万円アップの9000万円でサイン。「現状維持と思っていたけど、4年連続規定打席という積み上げたものを評価していただいた」と笑みを浮かべた。

 「面白いネタになると思って期待してたでしょ」。イタズラっぽい顔を見せたのは伏線があった。昨年はチーム最高打率・318、球団記録186安打を放ったが、1775万円増の年俸7400万円の提示を不服とし、2度の保留。交渉の席に着いた落合GMから「今年の守備だったら俺(が監督)なら使わない」とダメ出しされた。一時は調停も辞さない構えを見せたが、3度目の交渉でサイン。苦い経緯があっただけに今年は打率・260、147安打と成績が下がったにもかかわらず、アップ査定に驚きの顔も見せた。

 それだけではない。契約更改後に落合GMとバッタリ会い「(4年連続で規定打席は)森野や荒木だけ。チームを引っ張ってくれ」と激励を受けた。もうわだかまりはない。3年連続Bクラスからの脱却へ、来季のリードオフマンは大きな期待ができそうだ。

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2015年11月14日のニュース