由規 背番121からの再出発 球団は復活願い11番を当面欠番に

[ 2015年11月13日 07:15 ]

戸田の2軍施設で練習を行うヤクルトの由規

 ヤクルトは12日、今季まで支配下選手だった由規投手(25)と育成契約を結んだと発表。来季年俸は800万円減の1500万円、背番号は「11」から「121」に変更された。

 埼玉・戸田の2軍施設での秋季練習後、由規は寮に移動して球団と育成契約を結んだ。まさにゼロからの再出発。「覚悟していたし、(クビを)切られると思っていた。一日でも早く(背番号)2桁に戻れるよう頑張る」と決意を語った。

 07年高校生ドラフト1巡目で入団し、10年には当時の日本人最速となる161キロもマークするなど12勝を挙げた。だが、11年に右肩を痛め、13年には右肩を手術。今季はオープン戦にも登板したが、結局、4年連続で1軍登板はなかった。球団は由規が愛着を持っている背番号11を当面は欠番にする方針。交渉を担当した小川淳司シニアディレクターは「11は空けておく。取り戻してほしい」と剛腕復活を期待した。

 「今年は優勝の輪に入れず悔しかった。来年は勝負。野球人生を懸ける」と由規。現在は中1日でブルペン投球を行っており、オフも無休でトレーニングに励む。 (山田 忠範)

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2015年11月13日のニュース