松井裕、侍初S 前夜は大谷らと“パジャマトーク”でリラックス

[ 2015年11月13日 05:46 ]

<ドミニカ共和国・日本>9回、力投する松井裕

プレミア12予選ラウンドB組 日本4―2ドミニカ共和国

(11月12日 台湾・桃園)
 チーム最年少20歳の周りにナインが集まる。侍ジャパン初セーブを挙げた松井裕は、中田から右手で頭を小突かれた。

 「(韓国戦の)札幌とは全く違う雰囲気でした。“楽な投球ができるように”と思った」

 4―2の9回、先頭のエルナンデスが投前へのセーフティーバント。意表を突かれて、芝生で足を滑らせ出塁を許す。スタンドからは相手応援団のブブゼラと、民族音楽が鳴り響く異様な雰囲気。左腕は自身に言い聞かせた。「ストライク先行でいけば必ず抑えられる」。続くP・フェリスを三ゴロ。最後はR・ロドリゲスを148キロ直球で遊ゴロ併殺に仕留め、グラブを叩いた。

 前夜は「パジャマトーク」に花を咲かせた。メキシコ戦終了後の宿舎で就寝前に大谷とともに山崎康の部屋に集合。台湾―イタリア戦の録画放送を見ながら、一球一打に盛り上がった。2日の合流日は緊張の連続だったが、「優しくしてもらえるので、試合に集中できる」と胸を撫で下ろす。

 台湾は桐光学園3年時の13年に、18Uワールドカップでエースとして訪れた思い出の地。先発した決勝の米国戦では6回0/3を3失点で敗れて号泣。トップチームでのリベンジを誓った。当時は宿舎の台湾料理が口に合わず、「焼きそばしか食べるものがありませんでした」と苦笑いしたが、今回は「配慮してもらっておいしく食べている」と感謝も忘れない。

 3試合を終え、小久保監督は「7、8、9回は少しずつ(勝ちパターンが)見えてきた。(松井裕は)僅差になればなるほど動じない。ヒットを打たれても0で抑えますから」と評価した。8日の韓国戦(札幌ドーム)でも最後を締めた左腕は「一つも落とさずやっていく」と前を見た。流動的だった4人の抑え候補の中、正守護神へ一歩ずつ近づいている。(神田 佑)

 ▼松田(代走で途中出場。9回に好守備)守備で出ている以上、捕れて良かった。

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