秋山「侍初アーチ」最多安打男さすがの対応力で仕留めた

[ 2015年11月6日 05:30 ]

<プエルトリコ・日本>3回1死二塁、先制の右越え2ランを放つ秋山

侍ジャパン強化試合 日本8―3プエルトリコ

(11月5日 ヤフオクD)
 8日開幕の国際大会「プレミア12」に出場する侍ジャパンは5日、ヤフオクドームでプエルトリコとの強化試合の第1戦を行い、8―3で快勝した。3回、1番に入った秋山翔吾外野手(27=西武)が先制2ラン。プロ野球新記録のシーズン216安打を樹立した力と勢いを「侍初アーチ」で示した。6人をつないだ投手陣は計18奪三振。先発した前田健太投手(27=広島)は3回で8三振を奪う快投だった。

 憧れのユニホームで初アーチを放った秋山は、会見場で胸を張った。3回1死二塁で126キロのチェンジアップを右翼ポール際へ打ち込む先制2ラン。言葉には中心選手の自覚があふれていた。

 「走者を進めるとか、つなぐとかではなく、ランナーを還す打撃を心掛けたのが本塁打につながった」

 第1打席は127キロのチェンジアップに泳がされて右飛に倒れた。初めて見る投手と対戦する国際大会では、試合の中での修正能力が求められる。西武のレギュラーシーズンが終了したのは12球団で最も早い10月1日。実戦勘を失わないため、10月下旬から宮崎でフェニックス・リーグに参戦した。「見たことない若い投手相手に積極的に打ちにいくことが国際大会につながる」。球筋の分からない投手を早いカウントで仕留める準備と、対応力を磨いてきた。

 小久保監督がうなる。「打ち取られた次の打席で同じ球を仕留めた。さすが(シーズン216安打の)日本記録保持者。彼は1番で起用する予定」。正式なリードオフマン指名だった。ソフトバンク・柳田が左脚を痛めた影響で今大会出場を辞退。「山田1番、柳田3番」という指揮官の構想は崩れた。秋山が左右の投手に関係なく、1番を務められれば、山田を3番で使える。秋山は柳田と中堅の守備位置が重なるため、右翼の練習もしてきたが、もはや不動の「1番・中堅」だ。

 「WBCは3大会分のDVDを持っている」。そこには06、09年と連続世界一に導いた1番・イチロー(現マーリンズ)の姿も映っている。「こういうものが残るなら恥ずかしいプレーはできない」と、自身が出場したときのイメージを広げながら繰り返しDVDを見てきた。初戦の韓国戦に向け「個性的な投手が多い。アジアのライバルという特別な意識は出てくる」と力を込めた。韓国を強烈に意識した、かつてのイチローの名ゼリフが重なった。(渡辺 剛太)

 ▼中田(6番一塁でフル出場。2回にチーム初安打など2安打)まだまだ自分のスイングができていない。打てたのはたまたま。また試合があるので修正したい。

 ▼松田(7番・三塁で4回の第1打席で右越えに適時打)食らいついて打てた。1本出たのでホッとした。

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