マエケン3回8K零封!圧巻投球で11日メキシコ戦へ準備万端

[ 2015年11月5日 20:17 ]

<プエルトリコ・日本>力投する日本先発の前田健

強化試合 日本―プエルトリコ

(11月5日 ヤフオクD)
 侍ジャパンの小久保監督がエースに指名した前田健(広島)が強化試合のプエルトリコ戦に先発。当初の予定通り3回を投げ1安打8奪三振無失点と圧巻の投球内容で、11日のメキシコ戦(台湾・天母)へ向け完璧に仕上がっている姿を披露した。

 初回、先頭のゴンザレスを速球で追い込み、チェンジアップで空振り三振を奪った。続くロペスも簡単に2ストライクを取り、カウント1―2からスライダーで空振り三振。3番のソーンにはファウルで粘られたが、スライダーで空振り三振。全て変化球で三者連続空振り三振を奪う完璧な立ち上がりを見せた。

 2回、先頭の4番・シルバもチェンジアップで空振り三振。5番・サントスにはこの試合初めてフェアゾーンへボールを飛ばされたが中飛に抑え、6番・サントスはインローぎりぎりの直球で見逃し三振を奪った。

 3回は先頭の7番のL・リベラに二塁打を浴びたものの、8番・アルベロ、9番のJ・リベラからともに直球で空振り三振。1番のゴンザレスは低めに落ちる変化球で空振り三振。得点圏に走者を背負っても危なげない投球を見せつけた。

 前田健は試合後、お立ち台で「久しぶりの実戦でゼロに抑えられて良かった。シーズン終わってもう一度(状態を)戻すことを考えて、自分のボールを投げることを意識した。まあまあ良かったと思う。3回はピンチ(無死二塁)を作ったが全体的にいいピッチングができた。(8三振には)自分のスタイルじゃないのですが、良かったと思う。投手陣の雰囲気もいいので、日本の力を見せられる用意したい」と手応え十分の投球を振り返っていた。

 開幕戦となる8日の韓国戦(札幌ドーム)は大谷(日本ハム)の先発を小久保監督が明言。前田健は台湾に移動しての11日のメキシコ戦に先発する予定。

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2015年11月5日のニュース