今成、外野再挑戦も…金本監督が言及「ちょっと足は遅いけどね」

[ 2015年11月5日 06:32 ]

外野でノックを受ける今成

 今成が外野に再挑戦する可能性が出てきた。内野手と外野手をポジションチェンジしたシートノックで右翼の守備に就き、本塁へ好返球を見せるなど軽快な動きを披露。「ライトやるか。(福留)孝介と勝負やぞ」と声を掛けてスタンドのファンの笑いを誘った金本監督は会見では真顔で外野手起用に言及した。

 「(新たな発見があったかと問われ)そうなんです。今成は外野が出来るかな。ちょっと足は遅いんですけどね」

 前日3日に若手外野陣を集めて来季はレギュラー獲得の大きな好機と訴えて奮起をうながしたばかり。今成は打撃ではある程度の計算が出来るだけに、本格的に挑戦となれば大きな戦力となることは間違いない。

 今成の外野手出場は今季は8月7日DeNA戦で途中出場し右翼を守った1試合のみだが、13年には54試合に出場するなど計64試合の経験がある。ただ、13年の広島とのクライマックスシリーズファーストステージ第1戦では「右翼」で先発し9回に梵の飛球を捕れず(記録は失策)、敗戦を決定付ける失点のきっかけとなった過去もある。

 「シートノックと試合は違います。外野の怖さを知ってますからね。もちろん、試合に出場するチャンスがあるなら挑戦したい。監督から“やれ”と言われればやるだけです」

 今秋キャンプからは非常時に備え捕手の練習にも取り組んでおり、個別練習でも捕手組に加わった。本職である三塁と合わせた「三刀流」の実現には魅力があり、来季構想を巡らせる金本監督にとってもジョーカー的存在になりそうだ。

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2015年11月5日のニュース