阪神 元巨人ドラ1村田獲り インディアンス3Aで最多15勝

[ 2015年10月26日 05:30 ]

6月、オリオールズ戦で先発した村田

 阪神が、かつての巨人ドラフト1位選手で「上原2世」と称された村田透投手(30=インディアンス3Aコロンバス)を獲得すべく、本格調査に乗り出すことが25日、分かった。村田は今季、メジャーでは1試合に出場しただけだが、傘下コロンバスでは先発としてリーグ最多15勝(4敗)を挙げた。金本新監督を迎え来季は2005年以来、11年ぶりのリーグ優勝を目指す阪神にとって先発投手の強化は不可欠なだけに、大阪出身の右腕獲得に全力を注ぐ。

 金本新監督を迎え、来季の巻き返しに向け秋季練習もスタート。現有戦力の底上げを目指す一方で、球団側も補強作業に着手した。数多くある補強課題の中で、藤浪ら4本柱しか機能しなかったと言っていい先発投手の強化も不可欠。水面下で調査を進める中で、この日までに村田をリストアップしていることが判明した。

 球団関係者は個人名こそ明かさなかったが「(補強は)これからです。(シーズン中から候補者の)調査はしています。来季に向けて投手陣の整備が必要。特に先発ローテを任せられる投手がほしい」と話した。

 今季もシーズン終盤まで優勝争いを演じながら10年連続のV逸。得点力不足が嘆かれた一方で、先発ローテーションを担ったメッセンジャー、藤浪以外の先発右腕は台頭して来なかった。右投手で先発勝利を記録したのは岩本とサンティアゴが、それぞれ1勝ずつ。今回のドラフトで竹安(熊本ゴールデンラークス)と青柳(帝京大)の即戦力になり得る先発タイプ右腕を指名したが、結果が伴ってくるかは現状では分からない。そこで白羽の矢を立てたのが最速150キロを誇る村田だった。

 大体大では全日本大学野球選手権で優勝の原動力となり、同大の先輩にちなみ「上原2世」と称され07年の大学・社会人ドラフト1巡目指名で巨人に入団。即戦力として期待されながら1軍登板を果たすことなく10年オフに戦力外通告を受けた。11年からは単身渡米しインディアンスとマイナー契約を交わし現役を続行した。その後は地道に実績と実力を積み重ね、今季は入団5年目にして初のメジャー昇格を果たした。6月28日オリオールズ戦で先発デビュー。結果は3回1/34安打5失点(自責3)だったが、3Aでは27試合に登板(先発は26試合)してリーグ最多15勝(4敗)で防御率2・90。球数を制限する米国野球の中で164回1/3を投げており、スタミナ面でも不安はない。

 阪神は、村田が大体大時代から注目しており、しかも大阪出身と少なからず縁を感じる。年齢も来季まだ31歳と若く、阪神以外にも複数の球団が動向に注視している。金本新監督をバックアップするためにも、先発投手は数多くいた方がいい。宿敵の巨人1位選手であっても良いものは良い。全力で獲得に向かう。

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