斎藤隆 吉本興業の契約社員に「メジャーのシステムを学びたい」

[ 2015年10月25日 23:05 ]

現役を引退した楽天・斎藤隆投手。吉本興業への入社を明らかに

 今季限りで現役を引退した楽天の斎藤隆投手(45)が、吉本興業に社員として入社することが分かった。10月のマンスリーキャスターとして生出演した25日放送のNHK「サンデースポーツ」(日曜後10・15)内で明らかにした。

 10月マンスリーキャスターとしてこの日が最後の出演。この1カ月を「ファンの方の求めるものと、僕らの出そうとする者との違いを感じた。それを言葉にできるように頑張っていきたい」と振り返った。また、今後進む道について問われると、選手時代にマネージメント契約を結んでいた吉本興業に契約社員として入社することを発表。「メジャーリーグのシステム、さまざま米国の野球のシステムについて学んでいきたい」と意気込みを口にした。

 プロ野球選手としてマネジメント契約を結び、引退後に同社に入社した“先輩”に、13年に現役引退した石井一久氏(42)がいる。同年9月の引退表明会見では同社に契約社員として入社することを電撃発表。「野球だけではなく一般教養も学びたい」「広報部に入りたいが、スポーツ推薦なので入れてもらえるか分からない」などと話して何度も笑いを誘った。

 斎藤は東北福祉大から91年にドラフト1位で大洋(現DeNA)に入団。本格派右腕として98年には先発、中継ぎでフル回転して日本一に貢献した。36歳だった06年に夢であったメジャーに挑戦。同年から3年間所属したドジャースで守護神を務めるなど、5球団を渡り歩いた。

13年に8年ぶりに日本球界に復帰し、地元・仙台に本拠を置く楽天に入団。同年は3勝0敗、防御率2・36で球団創設9年目の初優勝と日本一に貢献した。今年8月16日に今季限りでの引退を表明。日米合わせて24年の選手生活に終止符を打った。

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