阪神 球児獲り!既に正式オファー、金本監督は直接出馬示唆

[ 2015年10月25日 05:31 ]

元阪神の藤川

 阪神が四国アイランドリーグPlusの高知ファイティングドックスを退団した元阪神・藤川球児投手(35)の獲得に乗り出したことが24日に分かった。既に球団担当者が藤川側と接触。今オフ初めて正式オファーを出した。

 「具体的な話は、まだ聞いてませんが、(すでに藤川側と接触)したと聞いています」
 球団関係者は藤川側へ配慮して詳細な説明を伏せながらも接触の事実を認めた。米大リーグ、レンジャーズを自由契約となった今年5月にも獲得へ動きながら交渉が決裂し、藤川は地元高知の独立リーグ・高知ファイティングドックスでのプレーを決断。阪神は高知入団後も編成担当を派遣して調査を継続してきた。

 球団内で獲得へ向けて検討を重ねた結果、新体制へ移行前のシーズン終盤には既に今オフも獲得へ向けて正式オファーを出す方針を固めていた。他球団も調査を継続。特にヤクルトは強い興味を示しており、セ・パを含めた国内球団での争奪戦は必至の情勢だ。

 「実力で(阪神へ)帰ってきて、いい影響を与えてくれれば、プラスになると思う。まずは戦力にならないと。どれぐらい(状態が)上がってきているか。そこが一番の問題」

 金本監督は秋季練習後に公の場で初めて藤川について言及した。かつて投打の“顔”として一緒に猛虎を引っ張った元同僚の動向には強い興味を持ち、今後の状況次第では交渉の場に直接出馬する可能性も高い。「本当に彼がいい意味でプライドを捨てて、チャレンジする気持ちがあるかどうか、確かめたい」。直接交渉まで発展するのか。今後の動向に注目だ。 

続きを表示

2015年10月25日のニュース