金本監督 甲子園初指導で“ダメ出し” 上本&大和に「打撃小さい」

[ 2015年10月25日 05:30 ]

上本(左)にアドバイスを送る金本監督

 阪神の金本新監督が甲子園球場で行われた野手の秋季練習を視察し、就任後初めてグラウンドで選手を指導した。

 「秋季練習は全員参加ではないのでユニホームを着るのは失礼。遠慮しようかなと」とウインドブレーカーとジャージー姿。引退した12年以来の縦じまのユニホーム姿を披露することはなかったが、甲子園に帰ってきたアニキの存在感は際立っていた。

 投手陣は鳴尾浜で、鳥谷ら主力野手も不在。そんな中で新指揮官は初めはじっと見つめていたが、打撃練習が始まるとケージ裏へ移動し、次々と選手に声を掛けた。上本と大和には「打撃が小さくなりすぎている。全部(逆方向の)右にうまく打とうとしている」と力強く引っ張るよう要求。豪快な打撃を見せた育成で6年目の捕手・原口が目に留まったようで身ぶり手ぶりを交えて教え「もしかしたら江越よりも(バットを)振れるんじゃないか」と期待した。

 ノックバットも握った。「人手が足りない時に自分でも打たないといけないので」。左打ちだが右でも打ち、ゴロを打つ練習を行った。「まだ監督の実感はないけど、いずれ湧いてくる。気付いたことはどんどん言っていく」と目を輝かせた。

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