【西武1位】多和田真三郎「大きい武田久」低い重心からホップする球筋

[ 2015年10月22日 17:40 ]

富士大の多和田真三郎投手

プロ野球ドラフト会議

 【多和田真三郎(たわた・しんざぶろう)投手 22歳 富士大 右投げ右打ち 1メートル81、74キロ】

 身長1メートル81と角度を生かせる高さを持っているが、「ホップする球」を追求。左足を踏み出す歩幅は7歩半で、日本ハム・武田久のように低い重心から伸び上がる球筋の直球を投げ込む。

 中部商3年時にもプロ志望届を提出し、育成選手として契約の打診はあったが「4年後にドラフト1位指名されるように頑張ろうと思った」と、沖縄から遠く離れた岩手県花巻市にある富士大に進んだ。

 多和田が入学した時の富士大の監督で現在は法大を指揮する青木久典監督は「体重移動の素晴らしさは天性のもの」と絶賛。股関節の柔らかさを生かしたフォームは少年時代から変わっていない。そのフォームから投じる浮き上がるようなボールを引っ下げ、プロの世界へ挑む。

 ◆沖縄出身。小1から津覇少年野球クラブで野球を始め4年時から投手。中部中から中部商に進学。3年夏は沖縄大会決勝で敗れ、甲子園出場はなし。富士大では1年春にリーグ戦デビューし同年秋の明治神宮大会、国際武道大戦でノーヒットノーランを達成。

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2015年10月22日のニュース