【オリックス6位】佐藤世那 名伯楽も驚くフォーク使い手

[ 2015年10月22日 19:21 ]

仙台育英の佐藤世那

プロ野球ドラフト会議

 【佐藤世那(さとう・せな)投手 18歳 仙台育英 右投げ右打ち 1メートル80、84キロ】
 肘が出てこない、いわゆる「アーム式」と呼ばれる投法から力いっぱい投げ込む。一般的にプロから敬遠されがちなフォームではあるものの、2種類のフォークを自在に操り甲子園準優勝。甲子園後のU―18W杯でも奮闘。1次ラウンド米国戦で5安打9奪三振完封、スーパーラウンドのカナダ戦でも完投と結果を残した。

 バッテリーを組んだ郡司裕也捕手によると「ストライクを取る球、空振りを取る球」としてフォークを投げ分けているという。打者有利なカウントからでもフォークを投げ込む投球に前横浜監督の渡辺元智氏が「こんな高校生はいない」と驚いたほど。高校生離れした投球術を武器にプロでも戦っていく。

 ◆宮城出身。秀光中では軟式野球部に所属し3年時にKボールの日本代表としてアジア選手権準優勝。仙台育英では1年秋からベンチ入り。名前の由来はF1レーサーのアイルトン・セナ氏(故人)、96年のテレビドラマ「ロングバケーション」で木村拓哉が演じた主人公・瀬名秀俊から取った。

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