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野球賭博“拡大”!巨人・笠原、松本竜の関与発覚…ずさん調査露呈

会見の冒頭に深々と頭を下げる読売巨人軍・久保球団社長(左)と森田法務部長

 巨人から福田聡志投手(32)が野球賭博に関与していたとして告発を受けて調査を行っている日本野球機構(NPB)の調査委員会は21日、中間報告を行い、笠原将生投手(24)と松本竜也投手(22)の2人も野球賭博を行っていたと発表した。巨人は同日、久保博球団社長(66)が東京都内の球団事務所で会見し、両投手が事情聴取に対し事実を認めていると発表。巨人の調査では野球賭博をしていなかったとされた笠原の関与判明で球団の自浄能力のなさが露呈し、関与選手が拡大したことで球界全体への波及が懸念される事態となった。

 野球賭博に手を染めていたのは福田だけではなかった。NPBの調査委員会の中間報告を受けた球団では笠原、松本竜を呼び出して事情調査。両人とも福田と同様、野球賭博をしていた事実を認めた。久保社長は会見で「当球団所属選手3人、野球史を汚すような選手を出したことについて、深くおわび申し上げたい」と何度も頭を下げた。

 調査委がメールなどを解析した結果、巨人の調査では野球賭博をしていなかったとされた笠原らの関与が判明。笠原が福田に紹介した大学院生の男性A氏は巨人の発表では税理士法人勤務とされていた人物で、金品の授受もあったという。笠原とA氏は昨年4月から10月頃までにプロ野球の約10試合で賭けを行った。笠原は昨季26試合に登板しているが、現時点で巨人戦が賭けの対象には含まれていないとしている。また、笠原と福田はA氏とマージャンやバカラでも賭けを行った。松本竜は笠原を介し、飲食店経営者の男性B氏と昨年6月から10月までにプロ野球の10数試合に賭け、高校野球の試合にも賭けていた。笠原はその金銭の精算の手伝いをするという仲介役、取り次ぎ役までしていた。球団は野球協約第180条が定める賭博行為の禁止に抵触すると判断して笠原、松本竜を、野球賭博常習者との交際禁止に触れるとして福田を夕方に熊崎勝彦コミッショナーへ追加告発した。松本竜には謹慎処分を科した。

 巨人は6日に全選手、首脳陣、職員を対象にヒアリングを開始したが、笠原は野球賭博を含めた賭博行為、賭博常習者との金品授受などを否定していた。報道陣の「うそをついていた?」との問いに、会見に同席した森田清司法務部長は「その通りです。虚偽の申し立てをしていた」と認めた。松本竜の関与についてはヒアリング後、球団の調査でも浮上してきたというが「調査の主体がNPBの調査委に移った後に明らかになったのは否めない事実」と話した。

 22日はドラフト会議が行われる。久保社長は「この時期にこのような発表をせざるを得なくなり、痛恨の極み」と謝罪し「厳しいご意見があることは承知だが、ドラフト会議は球団にとって有望な新人を獲得するための唯一の手段」として辞退はしない方針を示した。24日には日本シリーズも開幕する。球界最大のイベントに暗い影を落とした球団側の責任は免れない。久保社長は調査委の最終報告、コミッショナーの処分を待って判断するとした上で「管理・監督責任も含めて検討したい」と話した。

 ◇バカラ賭博 トランプ賭博の一種。ディーラーはテーブル上に書かれたプレーヤー、バンカーという場所にカード2枚を配布。参加者は合計数字が9に近いと思った方に賭け金を置く。

 ◆笠原 将生(かさはら・しょうき)1991年(平3)1月9日、福岡県出身の24歳。08年に福岡工大城東からドラフト5位で入団し、12年に1軍初登板。今季は20試合に登板し勝敗なし、防御率6.16。通算成績は80試合で7勝1敗1セーブ、防御率4.34。父、栄一氏は元プロ野球選手で、ソフトバンクの笠原大芽投手は実弟。今季年俸1900万円。1メートル91、95キロ。右投げ右打ち。

 ◆松本 竜也(まつもと・りゅうや)1993年(平5)4月29日、香川県生まれの22歳。英明では2年夏、3年夏と2度甲子園出場。3年時はエースとして2試合で20奪三振の快投も2回戦敗退。11年ドラフト1位で巨人入団。13年に肋骨の疲労骨折が判明。7月に除去手術を受けた。今季年俸630万円。1メートル93、90キロ。左投げ左打ち。

[ 2015年10月22日 05:30 ]

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