【ドラフトこの男に注目3】大商大・岡田 150キロ台連発でド肝抜く

[ 2015年10月20日 13:02 ]

独自のトレーニングで素質を開花させた大商大・岡田

22日ドラフトこの男に注目 大商大・岡田明丈投手

 22日に都内で行われるプロ野球のドラフト会議に向けて「10・22運命の日を待つ」と題し、注目の5選手を紹介する。第3回は大商大・岡田明丈投手(22)。

 野球を始めたのは中学から。投手転向は高1から。投手歴は実質7年弱だ。大商大入学直後の1年春に先発経験があるとはいえ、3年を終えてわずか3勝。中央球界ではほぼ無名に近い存在だったが、この1年で一気に素質を開花させた。4年春、秋リーグ戦はともに6勝無敗。岡田は昨秋から13連勝でドラフト戦線の主役に躍り出た。

 急成長のきっかけは地下足袋トレだ。強化合宿中はマウンド後方から本塁方向へ傾斜を上るように投球練習を繰り返してきた。「体に負荷をかけるため」で、スパイクは履かず、地下足袋で投じる。春季リーグは54回1/3を投げ、わずか6四死球。富山陽一監督が考案した下半身強化メニューで制球力を身につけた。ビーチサンダルを履いて行うタイヤ押しなど、素足に近い状態で地面をつかむ感覚を養ってきた。

 全国に名を売ったのが6月の大学選手権だ。自身初の全国舞台だったが、1回戦・西日本工大戦で151キロを計測。8回0/3を1失点にまとめると、強烈なインパクトを残したのは準々決勝の神奈川大戦だった。同点の7回無死満塁から4番手で登板すると、150キロ台の直球を連発して無失点で切り抜け、スカウト陣のド肝を抜いた。

 友人に誘われて野球を始めた中学時代、最初は右打者だった。「右打者は三塁へ、左打者は一塁へ走るものだと思っていました」。実際、実戦では三塁へ走りだしそうになったこともあったという。「自分の登板試合は絶対に負けない。来てほしいと言っていただける球団に行って活躍したい」。有言実行の12勝無敗で終えた最終学年のリーグ戦。遅れてきた大型右腕は圧倒的な戦績を引っさげて運命の日を待つ。 (吉仲 博幸)

 ◆岡田 明丈(おかだ・あきたけ)1993年(平5)10月18日、東京都生まれの22歳。大泉南小時代はスポーツ経験なし。大泉二中の軟式野球部で野球を始め、三塁手。大商大高1年から投手に転向し、3年夏は背番号10で大阪大会準々決勝・大阪桐蔭戦に先発も敗れた。大商大ではリーグ戦通算15勝3敗。最速153キロ。持ち球はカーブ、スライダー、フォーク、チェンジアップ、シュート。遠投120メートル。1メートル85、82キロ。右投げ左打ち。

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