原監督が退任会見「感謝の思いでいっぱい」橙色ネクタイでけじめ

[ 2015年10月19日 15:55 ]

退任会見を終え花束を手にホッとした表情を見せる原監督

 巨人の原辰徳監督(57)が19日、都内の読売新聞本社内で退任会見に臨んだ。

 17日のクライマックスシリーズ・ファイナルS第4戦(神宮)で敗戦後、球団側に辞意を伝えていたが、この日の会見前には渡辺恒雄球団最高顧問らに会い、あらためて直接、辞意を伝え、受理された。

 白石興二郎オーナー、久保博球団社長とともに、黒のスーツに真っ白のシャツ、そして巨人のチームカラーである橙(だいだい)色のネクタイを結んで会見に臨んだ原監督は「きょう改めて(辞意を)渡辺主筆、白石オーナーにお伝えし、退任する運びとなりました。ファンの皆様、スタッフの皆様、選手、皆々様に感謝の思いでいっぱいです」と述べ、「ここ3年ほどチーム力が低下しており、この辺が潮時ではないかと、新陳代謝することの方が、新監督のもとチームを託す方が正しい選択ということになりました」と語った。

 さらに「(長嶋終身名誉監督の後に監督をすることになり)僕の野球人としての最大なる憧れである長嶋さんの後の監督になり、なににも増して、なににも耐え難い、重圧でした。(監督在任中)さまざまなことが起きましたが、そこを超えるほどのつらさはなかった。私にとっては一番のもの(財産)でした」と振り返った。

 大胆な采配で多くのファンを魅了したが「“チームは個人ではない、巨人だ。目的は勝つことにある”。これを最初に伝えました。誰々にバントをさせられない、誰にはピンチヒッターを送れない、誰々ピッチャーは代えられないというものは頭の片隅にもなかった。チームとしての目的は勝つこと」と話した。

 在任中は若手の坂本を遊撃のレギュラーに抜擢するなど、数多くの選手を指導し、成長させたが「ときに汗をかき、ときに涙を流しながら、何か感じとってくれて、後輩の選手に伝えてくれたらいい。長くやってきたということで選手たちへの影響は大きいと思う。しかし、その存在を踏み台にして次につなげていってもらいたい」とさらなる成長に期待した。

 ◆原 辰徳(はら・たつのり)1958年(昭33)7月22日、福岡県生まれの57歳。東海大相模で甲子園に4度出場し、東海大を経て80年ドラフト1位で巨人入団。81年は新人王、83年は打点王とMVPを獲得した。ベストナイン5度、ゴールデングラブ賞2度。95年に引退。通算1697試合で打率.279、1675安打、382本塁打、1093打点。02~03年、06年~巨人監督。7度のリーグ優勝、3度の日本一を果たす。09年WBCでは侍ジャパンを率いて2連覇へと導いた。

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