全米飛び回る“マーリンズマン” 殉死した消防士家族へ寄付申し出

[ 2015年10月18日 15:27 ]

ア・リーグ優勝決定シリーズ第2戦を前に練習を行う選手たち (AP)

 メジャーリーグ中継において、バックネット裏の特等席で派手なオレンジ色のマーリンズのバイザーとユニホームを着用している男性をよく目にするが、この“マーリンズマン”ことローレンス・リービ氏(59)が、17日に行われたロイヤルズ―ブルージェイズのア・リーグ優勝決定シリーズ第2戦の前に、殉死した消防士の家族へ1万ドル(約119万円)の寄付を行った。

 フロリダ州の弁護士で、スポーツファンのリービ氏は、野球場以外にバスケットボールの会場にも姿を現しており、自身のフェイスブックには他のファンと記念撮影をする姿が掲載されている。また、ツイッターのフォロワーは3万8000を超え、ウィキペディアに紹介されるほど、米国では有名人のようだ。

 そのリービ氏はメジャーリーグのプレーオフになると忙しくなり、15日はロサンゼルスで行われたドジャース―メッツのナ・リーグ地区シリーズ第5戦へ顔を出し、その2日後には足取りも軽くカンザスシティーへと赴いた。

 しかし、ここでの目的は試合観戦だけではなかった。カンザスシティー消防署では12日にアパート火災で2人の消防士が殉死。これを受けて、リービ氏はその消防士の家族にそれぞれ1万ドル、計2万ドル(238万円)の寄付を申し出たのだ。

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2015年10月18日のニュース