ヤク川端MVP!首位打者の貫禄「いい誕生日プレゼントに」

[ 2015年10月18日 05:30 ]

<ヤ・巨>祝勝会でビールを浴びる川端

セ・リーグCSファイナルS第4戦 ヤクルト3-2巨人

(10月17日 神宮)
 「MVPの発表です」との場内アナウンスと同時に、初戦で先制本塁打を放った畠山が一歩前に出る。ファンが大爆笑する中で、直後に名前を呼ばれたのがヤクルト・川端だった。

 「きょう何もやってないんですけどね。でも、うれしいです。いい誕生日プレゼントになりました」。前日に28歳の誕生日を迎えたリーグ首位打者は賞金100万円の目録を手に目を細めた。今シリーズ通算15打数7安打。この日は4打数無安打に終わったが、初回の投ゴロが野選を誘うなどラッキーボーイぶりは健在だった。

 打線全体ではレギュラーシーズン中の爆発力は影を潜め、4戦で29安打。うち単打が25本だった。川端一人でチームの約4分の1の安打を放ったことになるが、その7本全ても単打だった。短期決戦では相手も次々と一線級の投手を継ぎ込んでくる。右打者には右投手というワンポイント起用も多い。その中で、川端は「本塁打や長打はそう簡単に打てない。その分、ファウルで粘って球数を多く投げさせたり、打てなくてもできることはたくさんある」と、自らが打線の起点となることに加え、つなぐことを強く意識した結果だった。

 シーズン同様の安打製造機ぶりは、やはり「ショートゲーム」と呼ばれる練習法にあるという。約6メートルの距離から投げてもらう超スローボールを打ち返すもので、「ポイントを確認、修正するのが目的」と語り、「これほど練習になる練習はない」と言い切る。さらに今季は移動の飛行機や新幹線の中で一切眠らなかった。寝ている間に不自然な体勢になり、寝違えや腰痛を起こす危険性を完全排除した。次の舞台は日本シリーズ。「自分もチームも第1戦が大事」。最強の2番打者はそう締めくくった。 (東山 貴実)

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