阪神・金本新監督が決定!受諾までの舞台裏…三顧の礼&紙上通じてラブコール

[ 2015年10月17日 18:30 ]

阪神の監督就任要請を受諾した金本氏

 「金本阪神」誕生! 阪神が新監督候補として招へい交渉を続けていた金本知憲氏(47=本紙評論家)が17日、就任要請を受諾した。この日、球団側に返答した。第33代の阪神タイガース監督に就任することが決定。来季「変革」をテーマに掲げる猛虎を、現役時代に「アニキ」の愛称でファンに親しまれた頼もしい新指揮官が、先頭に立って引っ張る。

 球団、そして虎党が待ちわびた朗報が、ようやく届いた。可能な限りの誠意を尽くし、招へいに動いた球団の熱意が実った。この日、金本氏から受諾の一報が到着。「金本阪神」が誕生した。

 猛虎にとっては、長く険しい道のりだった。すでに昨オフから球団は次期監督候補を金本氏で一本化。9月30日の球団取締役会で和田監督の今季限りでの退任を決定、発表すると同時に、新監督として金本氏の招へいに動くことを決断した。

 動きは速かった。翌10月1日には兵庫県内のホテルで、南信男球団社長ら球団首脳が金本氏と極秘交渉を開始。約2時間に及んだ第1回交渉では球団の変革案、将来のビジョンについて意見を交わした。そして8日には兵庫県内のホテルに南球団社長と編成担当ではない四藤慶一郎球団専務までが交渉の席に着き、金本氏との第2回交渉に臨んだ。球団の全首脳陣が入ることで、一丸によるバックアップを猛アピール。そしてチームが終戦を迎えた12日には都内某所で3度目となる極秘交渉を決行。その席上で初めて正式な監督就任要請を出した。まさに「三顧の礼」を尽くした。

 金本氏を新監督に迎えるに当たって、チームの大方針も一新した。一から作り直す―。その決意の表れとして、来季以降のテーマには「変革」を掲げた。13日のオーナー報告。坂井信也オーナーが「再建するという言葉が適切なのか、潰してしまって新しく作るという言葉が適切なのか。第一歩のスタートとして、その体制を早く作りたい」と決意を示せば、南球団社長も「来年よりも再来年、再来年よりもその次の年という、しっかりしたチーム作りをしないといけない」と中長期的視野に立ったチーム作りに臨む覚悟を固めた。それは新聞紙上を通じて届ける、金本氏への熱烈ラブコールでもあった。

 今年は球団創設80周年の節目の年だった。戦力を整備し、10年ぶりのリーグ優勝、30年ぶりの日本一を目指した。だが、その目標はかなわず。頂点に立つには、チーム全体が生まれ変わる必要があることが分かった。そのために、どうしても金本氏の鉄の意志と手腕が必要だった。球団を挙げての招へい活動で待望の受諾を得た。ファン、球団の悲願を背負った「金本阪神」が、ようやく来季へと動き始めた。

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