執念の6人継投ズバリ!原監督「みんなの力で1点に抑えたよ」

[ 2015年10月15日 07:25 ]

<ヤ・巨>好投した内海(中)をねぎらう原監督(左)

セ・リーグCSファイナルS第1戦 巨人4-1ヤクルト

(10月14日 神宮)
 6人のリレーで1失点。巨人・原監督の執念継投が、チームを勢いづけた。まずは2―1で迎えた5回2死一塁で、山田を迎えた場面。あと1人で勝利投手の権利を得る内海から迷わず田原誠にスイッチした。田原誠は内角直球で追い込み、フルカウントから外角低めのカーブで空振り三振。内角を意識付け、外角で仕留めるプラン通りの攻めが奏功し「フルカウントで開き直った。今までの野球人生で一番緊張した」と振り返った。

 オーバースローの左腕からサイド右腕へ。「真逆」の軌道で山田を幻惑した。原監督は、内海の交代のタイミングについて「好きに書いてよ!」と冗談めかしつつも「みんなの力で1点に抑えたよ」と目尻を下げた。

 もう一人の立役者が山口だ。4番手のマシソンが7回に無死一、二塁のピンチを招き、出番が訪れた。代打・田中浩、上田、川端の後続3人を封じ込めると、8回も3者凡退で片付けて勝利投手に。「“一つずつアウトを取れたら”と思っていた。調子がいい状態で投げられている」と安どの息をついた。(大林 幹雄)

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2015年10月15日のニュース