総力戦実らず…ロッテ・伊東監督「誰を責めるわけでもない」

[ 2015年10月14日 22:52 ]

<ソ・ロ>3回以後得点が入らず、頭を抱えるロッテ伊東監督

パ・リーグCSファイナルS第1戦  ソフトバンク3―2ロッテ

(10月14日  ヤフオクD)
 大事な初戦で、総力戦は実らなかった。ロッテは6投手を起用する執念を見せたが、最後に抑えの内が力尽きた。延長10回1死満塁から、内川にサヨナラ打を許し「自分が抑え切れなかった」と責任を背負い込んだ。

 先発の大嶺祐が3回限りで降板する苦しい展開で、中継ぎ陣をつぎ込むことを余儀なくされた。4回以降は味方も無得点で試合が進む中、藤岡が2回をしのぎ、益田、松永、大谷は一人の走者も許さない投球でつないだ。ただ、延長十回から登板した内が先頭打者の振り逃げ(三振と暴投)をきっかけにピンチを招き、粘り切れなかった。

 日本ハムと3試合を戦ったファーストステージでも、救援陣の投球に助けられてきた。それだけに、伊東監督は「投手陣もずっと抑えてくれた。誰を責めるわけでもない」と言葉を強めた。

 相手にはアドバンテージの1勝があり、3位からの「下克上」を狙うには苦しい状況に追い込まれた。それでも、伊東監督は「残りはまだある。何も悲観することはない」と落胆することなく、第2戦以降を見据えた。

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2015年10月14日のニュース