ヤクルト バレ、山田不発 真中監督「初回に点が入っていれば…」

[ 2015年10月14日 22:43 ]

<ヤ・巨>初回、1死満塁で併殺に倒れ天を仰ぐヤクルト・バレンティン

セ・リーグCSファイナルS第1戦 巨人4―1ヤクルト

(10月14日 神宮)
 ヤクルトは初回1死満塁の絶好の先制機でバレンティンが併殺打に倒れた。真中監督が「初回に点が入っていれば流れは違ったと思う」と悔しがったように、序盤の逸機が重く響いて大黒柱の石川を先発に立てた初戦を落とした。

 バレンティンは内海のカーブを中途半端に引っかけた。レギュラーシーズン終了後に宮崎での秋季教育リーグに志願して先乗り。故障で復帰が9月まで遅れた影響による実戦不足を補えたはずだったが、2打席目以降も凡退が続いた。変化球への対応不足を見透かされたように、ストライクゾーンへの速球は1球もなく簡単に手玉に取られた。

 試合途中でバットを変えるなど苦悩の色が濃い。真中監督は「内容が良くない。(打順変更も)考えないといけない」と、クリーンアップから外す可能性を口にした。

 そうなると頼みは本塁打王の山田だったが、5回まで全て走者を置きながら三飛、三ゴロ併殺打、空振り三振と音無し。短期決戦の重圧について聞かれ、山田は「優勝争いの方が緊張した。(感触は)悪くはなかった」と強気を貫いた。

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2015年10月14日のニュース