息を吹き返した日本ハム 矢野 守備で流れ変えてバットで決めた

[ 2015年10月11日 17:34 ]

8回1死二、三塁、勝ち越し打を放った日本ハム・矢野を出迎える栗山監督

パ・リーグCSファーストS第1戦 日本ハム4―2ロッテ

(10月11日 札幌D)
 守備で流れを変えた男が、バットで試合を決めた。8回、ロッテ・鈴木大地の左中間を破ろうかという打球を途中出場の日本ハム・矢野が好捕した。盛り上がる札幌ドーム。重苦しい雰囲気が払しょくされたプレーだった。

 その直後、四球をきっかけに日本ハムがレアードの二塁打で同点とし、なおも二、三塁。そして矢野。動揺の色が隠せないロッテ・大谷の初球を強振した打球は、バットの先だったが、中堅の前に落ちた。近藤、レアードが相次いで生還し逆転。負ければシーズン終了の日本ハムが13年目のベテランの一打で息を吹き返した。

 同点打を放ったレアードはお立ち台で「まだまだあきらめない」と日本語で話したが、大谷でやられて意気消沈していたチームは、福岡に向かって勢いを取り戻した。

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