コイ一筋17年 来季はコーチの東出、心残り「投手やりたかった」

[ 2015年10月11日 05:30 ]

引退会見に臨む東出

 広島・東出輝裕内野手兼2軍野手コーチ補佐(35)が10日、マツダスタジアムで現役引退記者会見を行った。

 98年ドラフト1位で入団し、走攻守三拍子そろった二塁手として低迷期を支えた17年間。左膝前十字じん帯を断裂した13年以降は1軍出場がなかったが「それまでの14年間は、つまずきながら何とか頑張ってこられたかな。寂しい気持ちはない」と、すがすがしい表情で語った。

 敦賀気比(福井)で投手として甲子園出場。プロでやり残したことを問われると「半分冗談で半分本気だけど、投手をやりたかった」と笑った。ポストは未定ながら、来季からはコーチとして再出発する予定。引退試合は1日選手契約を結んだ上で、来春のオープン戦で実施される見通しだ。

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2015年10月11日のニュース