高橋由 サヨナラ押し出しに笑顔も「打って返せればよかったですが」

[ 2015年10月10日 18:19 ]

<巨・神>10回1死満塁、サヨナラの押し出し四球を選び、ガッツポーズの高橋由

セ・リーグCSファーストS第1戦 巨人3―2阪神

(10月10日 東京D)
 右手に持ったバットを高々と掲げ、悠然と一塁へと向かった。2―2で迎えた延長10回1死満塁、代打・高橋由が阪神4番手・高宮から押し出しの四球を選び、サヨナラ勝利を引き寄せた。「打って(三塁走者を)返せればよかったのですけど」と振り返ったが、それでも「結果がすべてなので」。まずは、勝てたことを素直に喜んだ。

 短期決戦。「こういう展開になると思っていた」と自分の出番を想像しながらベンチから試合をみていたという。打席では「何も考えていなかった」。ベテランならではの落ち着きで最後の幕切れを迎えた。

 先発のマイコラスが7回2失点と好投。山口が無失点でつなぐと、沢村が回をまたいで2イニングを無失点で抑えた。

 ファイナルステージ進出まであと1勝。「シーズンとやることは変わらない」と頼もしき守護神。高橋由も「次も勝ってヤクルトに挑戦できるよう頑張る」と力を込めた。

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2015年10月10日のニュース