巨人 サヨナラでファイナル王手!延長10回、押し出しで決着

[ 2015年10月10日 17:41 ]

<巨・神>5回1死二塁、先制のホームを踏み、ナインとハイタッチをかわす井端(右)

セ・リーグCSファーストS第1戦 巨人3―2阪神

(10月10日 東京D)
 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(3試合制)が10日、東京ドームで開幕。レギュラーシーズン2位の巨人が延長戦の末、代打・高橋由が押し出し四球を選び、サヨナラで同3位の阪神を3-2で下し、ファイナルシリーズ進出へ王手を掛けた。

 リーグ最高勝率(・813)の巨人・マイコラスと、最多奪三振(221K)の阪神・藤浪の、タイトルホルダー同士による緊迫した投手戦。4回までともにスコアボードに0を並べたが、均衡を破ったのはマイコラスのバットだった。

 5回先頭の井端が右前打を小林がバントで送って1死二塁とすると、マイコラスが藤浪の高めの直球を右中間へ運び、待望の先制点を引き寄せた。

 6回には1死一塁、打者・亀井の場面で、藤浪の一塁へのけん制が悪送球となり1死三塁となると、亀井が投手強襲の安打を放って待望の追加点。7回に同点に追いつかれたが、2番手・山口、3番手・沢村が無失点の継投リレーを披露すると、迎えた延長10回1死満塁、代打・高橋由が押し出し四球を選んで熱戦に決着。日本シリーズ進出を懸けた昨年のCS最終シリーズで屈辱の4連敗を喫した相手から先勝してみせた。

 阪神は2点追う7回に梅野の適時打、代打・西岡の中犠飛で同点に追いついたが、4番手・高宮がしのげなかった。

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