マートン強行出場 来季構想外も「このユニホームで試合をしたい」

[ 2015年10月10日 05:30 ]

笑顔でストレッチするマートン

セCSファーストステージ第1戦 阪神―巨人

(10月10日 東京D)
 右足親指を痛めているマートンは強行出場する見通しとなった。甲子園球場での練習参加を見合わせた前日8日に続き、東京ドームでの全体練習にも姿を見せなかった。和田監督は「きのうより良くなっているけど、動くと炎症がひどくなる可能性がある。ジムでは(体を)動かしているみたい」と説明し、10日の初戦での先発起用を示唆した。

 在籍6年間で通算1020安打の実績を誇る一方、今季の不振や高騰した年俸などを理由に現時点では来季構想外。本人も「まだこのユニホームで試合をしたい」と最後の瞬間が近づいていることを覚悟していた。最短なら残り2試合となったカウントダウン…。残された使命はリーグ3位からの「下克上日本一」だ。虎党から頼られ、愛された助っ人が傷を抱えた体にむち打って“最後の奉公”に挑む。

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2015年10月10日のニュース