第3戦先発は摂津!工藤監督「シーズン通りに投げてくれれば…」

[ 2015年10月10日 10:45 ]

紅白戦で3回を2失点の摂津

 “第3の男”は摂津だ!ソフトバンク・摂津正投手(31)がクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第3戦(ヤフオクドーム)に先発することが9日、有力になった。この日の紅白戦で先発し、3回5安打2失点だったが、工藤公康監督(52)は順調な調整を評価。第1、2戦の武田翔太投手(22)、リック・バンデンハーク投手(30)に続く勝負の3戦目にエースを投入する。

 結果より信頼だった。初回2死二塁。摂津は李大浩に左前先制適時打を許すなど3回5安打2失点で最終調整を終えた。見方によれば「不安」ととれる内容だ。ただ、初回の先頭だった福田は外角へ逃げるシンカーで空振り三振。3回2死三塁のピンチは105キロカーブで吉村のバットを空転させるなど、随所に持ち味は発揮した。指揮官はそんなエースに対し、合格点を与えた。

 「ボールの強さもあるし、シーズン通りに投げてくれればいいよ」

 第1戦はチーム最多の14勝を挙げた武田、2戦目は9勝0敗と「無敗」のバンデンハークが内定している。3連勝で日本シリーズ進出を決める役割が果たせればベスト。ただ摂津には別の任務もある。過去のCSを振り返ると武田は2戦2敗、バンデンハークは昨季の韓国シリーズで2試合に投げたが、日本のCSは未知数だ。石橋は叩いて渡る必要がある。

 「彼(摂津)には悪い流れになった時、断ち切ってもらうとか、そういうことを含め(自分の)信じるピッチングをしてもらいたい」

 実際に摂津は過去のCSでは先発、中継ぎ合わせ8試合に登板するなど経験は豊富。例え2連敗し1勝2敗(アドバンテージ含む)の苦境で迎えたとしても、重圧に屈しない精神力はチームで指折りだ。明言はしなかったものの、流れを左右する3戦目を任せる可能性は大いに高い。

 2位の日本ハムとは今季3勝0敗、防御率2・30と無敗を誇る。3位のロッテが上がってきたとしても、勝敗は1勝4敗と大きく負け越すが、対戦防御率は1・82と援護に恵まれなかったことは明白。どちらが勝ち上がっても対応できるのは強み。「(摂津は)悪くはなかったと思う。経験があるからね」と佐藤投手コーチも太鼓判だ。

 今季はプロ入り最少の20試合で10勝7敗、防御率3・22と消化不良だった。試合後は無言のまま球場を後にしたが、ポストシーズンへ秘めた思いは相当強そうだ。(福浦 健太郎)

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