米ラジオホスト 女性のメジャー解説者批判で停職処分受ける

[ 2015年10月8日 10:00 ]

ア・リーグ地区シリーズ進出決定戦を前に準備するヤンキースの選手 (AP)

 米アトランタの地元ラジオ局の番組でホストを務める人物が7日、自身のツイッターでメジャーリーグの女性解説者であるジェシカ・メンドーサ氏(34)を性差別的な表現で批判し、3日間の停職処分を受けた。

 メンドーサ氏は米国ソフトボール代表の外野手としてアテネ五輪で金メダル、北京五輪では銀メダルを獲得。8月にスポーツ専門局のESPNで、女性としては同局で初めてメジャーリーグの試合の解説を行い、6日に行われたア・リーグ地区シリーズ進出決定戦でも放送席に座った。

 この人選に疑問を持ったラジオホストはツイッターで女性を差別するような表現を使った後、「元ソフトボールの選手がメジャーリーグの解説?ESPNはひどいものだな」とコメントを投稿。さらに「もっとましな解説者はいないのか?いい加減にしてくれ」と続けた。

 しかし、しばらくしてラジオホストは頭が冷えたのか、再びツイッターで「メンドーサ氏に差別的な表現を使ってしまい大変申し訳なく思っている」と謝罪。だが、コメントを重く見たラジオ局は処分を決定し、アトランタを本拠にするプロフットボールのファルコンズも球団公式ツイッターで「あのコメントは恥ずべきもの。不適切で失望させられた」と批判した。

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2015年10月8日のニュース