阪神 4球団目のCS借金進出 タナボタで3年連続

[ 2015年10月8日 05:30 ]

キャッチボールで調製する藤浪

 幸運にもCS出場権が転がり込んできた。広島が敗れ、阪神は3位が確定。借金1ながら、3年連続で切符を手にした和田監督は「本来は自力で決めたかったが、選手たちとファンの皆さんが最後の最後まで諦めなかった結果が進出につながった」と球団を通じてコメントした。勝率5割未満でプレーオフ、CSに進出するのは13年の広島以来2年ぶりとなった。

 和田監督はシーズン終盤の失速で優勝を逃した責任を取って、今季限りで退任する。それでもCSを勝ち上がって日本シリーズに進出した昨年のような“下克上”を目指し「挑戦者として試合をできる喜びをかみしめながら、東京ドームで戦いたい」と気合を示した。

 10日から始まるCSファーストステージで対戦する巨人には昨季、ファイナルステージで4連勝。初戦に先発する藤浪は昨季初戦で7回1失点に抑え、2戦目以降に勢いをつけた実績がある。今季、自己最多でチーム勝ち頭の14勝を挙げた3年目右腕は「(CSはレギュラーシーズンと)空気感が違う。取り返しのつかない試合が続くのでそういう気持ちで臨みたい」と気を引き締めた。

 ≪4例目≫阪神が3位で3年連続のクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。今季は70勝71敗2分けの勝率・496。プレーオフ、CSにシーズン勝率5割未満のチームが進出するのは、05年の西武(・493)、09年ヤクルト(・497)、13年の広島(・489)に次いで4例目。

続きを表示

2015年10月8日のニュース